相続手続きの流れと費用

~山形・天童の司法書士 はちや司法書士・行政書士事務所~

 相続手続きの流れと費用

 

相続手続きの流れ

一般的には、次のような流れで相続手続きを進めます。

1.遺言の確認
・遺言があった場合は、基本的に遺言に記載された内容に沿って相続手続きを行います。

2.相続人の調査
・戸籍調査により相続人が誰なのかを調査し、確定します。

3.相続財産の調査
・名寄帳などにより相続する不動産の調査
・通帳や取引残高報告書などを元に金融資産の調査

4.遺産分割協議、相続放棄
・上記の3で確定した相続財産を、2で確定した相続人で、どのように分配するかの協議を行います。
・上記2の調査の結果、相続財産がマイナスであることが判明した場合は、相続放棄の検討も必要です。

5.法務局や金融機関等での手続き
・不動産は、法務局で所有権移転登記申請を行います。
・預貯金や上場株式は、それぞれの銀行や証券会社で、解約や名義変更の手続きを行います。

 

個別の相続手続きと費用

相続財産によって、必要な手続き、手続きをする機関が異なります。

当事務所でご依頼をいただいた場合の費用を、手続きごとに記しましたので、依頼される場合のご参考にしていただければと思います。

 

不動産の相続登記(名義変更)

 

建物や土地などの不動産を相続した場合、お早めに、亡くなった方から相続された方への名義変更(所有権移転登記)をされることをお勧めします。
当事務所では、お客様に代わって移転登記を行うことができます。

遺産分割協議自体をしないままにしたり、協議は成立しても移転登記をしないまま放置していたりすると、後々面倒なことになりがちです。

お早めにご相談ください。

なお、相続した土地が、「農地」や「山林」だった場合には、上記の登記が完了した後に、市町村への届出が必要です。

 

費用

相続による所有権移転登記の費用は、司法書士報酬と登録免許税等の実費を合計した金額です。

① 報酬

司法書士に対してお支払いいただく報酬は、

対象となる不動産が、亡くなられた方が住んでいらした土地建物のみで、一般的な相続であれば、遺産分割協議書や相続関係説明図などの作成費用も含め
約50,000円~70,000円(税別)です。
※戸籍謄本等の取得や、農地法・山林の届出をご依頼される場合は、別途報酬を申し受けます。

相続関係、不動産の数や評価額、財産目録作成の有無などに応じて変動しますので、それらの状況がわかった段階でお見積りいたします。
特に、次のような場合は、上記の金額の範囲を超えることが多くなります。

・農家の方など、保有している不動産の数が多数の場合

・不動産の所在地が、他管轄に渡っている場合(例えば、天童市と寒河江市等)
⇒登記の管轄が異なる場合、申請件数が複数になります(山形県内の登記管轄はこちら)。

・不動産を取得する方が、複数名になる場合(例えば、A土地は甲さん、B土地は乙さん、のような場合)
⇒取得者が複数の場合、申請件数も複数になります。

 

② 実費

●登録免許税 … 不動産の価額×0.4%

例)土地500万円、建物400万円の不動産の場合

(500万円+400万円) × 0.4% = 36,000円

●全部事項証明書、登記情報の費用
 1通、1情報あたり334円~500円

●その他郵送費用など


③ 費用総額

上記の①と②の合計金額となります。
天童市内の「住宅とその敷地」の相続であれば、総額で10万円以内に収まる場合が多いようですが、不動産の数や評価額、相続の状況によって金額は変わりますので、詳しくはお問い合わせください。

 

農地をお持ちの方は、こちらもご覧ください ⇒ 農地をお持ちの方の相続手続き
預金口座の解約手続き(凍結解除)

 

銀行などの預金口座は、名義人が亡くなられたことを金融機関が把握すると凍結されます。
凍結されますと、その預金を引き落としたり口座を解約するのに、各金融機関所定の手続きが必要になります。

手続きには、平日の日中に時間をとる必要がある場合が多く、また戸籍の取得などで案外手間がかかるものです。

当事務所では、そういった手続きをお客様に代わって行います。

預金だけではなく、証券会社の口座手続きも可能です。

費用

① 基本報酬
・金融機関1行あたり:30,000円(税別)

② 付加報酬
・戸籍謄本等の取得代行  :1通あたり1,000円(税別)
・遺産分割協議書の作成  :10,000円~30,000円(税別)
(相続登記と同時にご依頼の場合は不要です)

③ 実費
・戸籍謄本等の発行手数料
・その他郵送費用等

 

自動車の名義変更

 

亡くなられた方名義の自動車がある場合、そのまま相続される方が引き継いで乗られる場合は名義変更の手続きが必要ですし、廃車される場合は廃車手続きを行う必要があります。

普通自動車か軽自動車かによって、行う手続きは変わります。

もちろん、ご自身でできる手続きですが、当事務所でも代行可能です。

費用は、別途お見積もりいたします。

 

 

法定相続情報一覧図の取得

 

法定相続情報証明制度とは、相続人が登記所に対し、「被相続人が生まれてから亡くなるまでの戸籍等の必要書類」と「一覧図」を提出することにより、登記官がその内容を確認して、認証文付きの一覧図の写しを交付する制度です。

平たく言えば、「亡くなった方の相続関係を表した図(法定相続情報一覧図)」を登記所が確認して、間違いないですよ、とはんこを押してくれる制度です。

手続きの面から言えば、相続手続きの際は、法務局または金融機関であっても、一般的には戸籍の束を提出する必要がありますが、法定相続情報一覧図の写しが、その「戸籍の束」の代わりになります。

法定相続情報一覧図のメリットは、

複数の金融機関の手続きが必要な場合に、法定相続情報一覧図の写しを提出すれば、戸籍の束を提出する必要がなくなりますので、
・同時に手続きを進行させることが出来たり
それぞれの金融機関でも、戸籍のコピーや相続関係の確認が不要となりますので、
・手続き時間の短縮につながる

と言われています。

 

詳しくは、こちらをご覧ください ⇒ 「法定相続情報一覧図の作成と保管・交付の申出」

 

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